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楊丞琳さん、日本においでなさい

いつもお堅い話題ばかり書いている私ですが、今日は少々趣向を変えて、芸能ネタで書いてみたいと思います。先ずは、Yahoo!ニュース(毎日新聞)に掲載された記事のご紹介から。
<中国>台湾トップアイドルが抗日戦争巡るテレビ発言を謝罪

4月7日13時11分配信 毎日新聞

 【台北・庄司哲也】台湾の人気アイドル、楊丞琳(レイニー・ヤン)さん(22)が、抗日戦争を巡るテレビ発言で歴史認識問題に巻き込まれ、中国で謝罪会見を行った。4年前に台湾のバラエティー番組で抗日戦争の期間を問われ、答えを間違い、中国のインターネットサイトで批判が起きたためだ。台湾の歌手やタレントは中国大陸にも数多く進出しており、政治的な問題に巻き込まれる例も少なくない。

 楊さんは台湾のトップアイドル。番組の中で抗日戦争の期間を聞かれ「11年」と誤って回答したところ、司会者から「8年」と間違いを指摘され、「たった8年だけ」と思わず答えてしまった。発言は中国大陸にも伝わり、「抗日の歴史すら知らない」「お前は日本人か」との非難の渦に巻き込まれた。

 「哈日族(日本大好き族)」のアイドルとして売り出し、人気を集めていた楊さんは、日中間の歴史認識問題に足をすくわれた格好だ。

 楊さんは今月3日に北京で記者会見を行い、4年前の発言について「私があまり歴史を知らないために誤解を招いてしまいました。許してください。これからも歴史の勉強に励みます」などと謝罪。中国側の司会者から「中国人民の抗日戦争での奮起」というタイトルの本を手渡された。

 中国ではこれまでも、台湾の人気歌手、張恵妹さんが台湾の陳水扁総統の就任式で「国歌」を歌ったため中国で出演していたCMを打ち切られたり、家族が陳総統の有力支持者であるトップモデル、林志玲さんがインターネット上で批判を浴びた例がある。

元記事URL:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070407-00000054-mai-int

楊丞琳さん、日本においでなさい_c0058035_22301940.jpg以前、「旭日旗(旧日本海軍旗・現海上自衛隊旗)を身に纏(まと)った」として、極端なバッシングを浴びた支那安徽省出身の趙薇(ヴィッキー・チャオ)と言う女性モデルがいましたが、今回、バッシングを浴び謝罪させられた楊丞琳さん(写真)は、台湾生まれの台湾人です。彼女が「思わず口を滑らせてしまった」と言う「たった8年」発言は、恐らく台湾の現代の若者にある種共通する感情だと思います。それは、60年前に太平洋を大舞台に戦火を交えた日米両国の現代の若者が、相手に対して憎悪を煮えたぎらす様な感情を抱かないのと同じ事です。大陸側の人間にしてみれば、「同じ中国人」と言う意識が働いたのでしょうが、当の楊丞琳さん本人は、「私の前世は日本人」と発言した程の「哈日族」。大陸での仕事(CM等)も考慮して「謝罪」したのでしょうが、彼女にとって大陸「中国」は自らのアイデンティティの拠り所では無いでしょう。

一応、「謝罪」で事態が沈静化に向かっている様ですが、何かと神経を使わねばならない大陸等放っておいて、大好きな日本で活動しては如何? 何と言っても、日本は徐淑娟(ビビアン・スー)を受け容れた国。台湾のトップアイドルで、しかも日本贔屓の楊丞琳さんなら、日本でも必ずや成功すると思いますが、はてさて如何なものでしょう?

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2007-04-11 22:33 | 日台に関わる人物 | Comments(0)  

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