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日本の対応について-2

日本社会で、夙(つと)に左派・右派、革新・保守といった単純な色分けが出来ない状況となっていることについては贅言を要しない。

今、敢えてその区別をするならば、左派は福祉重視の同義語たる「格差是正」というモットーを盾にして、良い子振った偽善的忠告を専(もっぱ)らとし、右派は憂国の情に立脚し、扇動的に情緒に訴えて危機意識を喚起せんとしている。

国民は最早(もはや)そのいずれにも鈍感となってしまい、日々の生活に汲々とする実状であるが、これは今に始まったことではない。

政治家は須(すべか)らく労働者階級を主体とする国民のレベルを十分に熟知、尊重し、彼等(かれら)が過多の、余計な情報に振り回されることのないよう配慮すべし。これが政治というものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2007-03-30 18:47 | Comments(0)  

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