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東京大空襲の集団訴訟について(2)

東京大空襲について国の責任を求める集団訴訟が東京地裁に起こされた件については、私自身開いた口が塞がりません。

「誰」が帝都東京を空襲(空爆)し、「誰」が多くの無辜の日本人を殺傷したのか?
「誰」は、日本政府でも無ければ、日本軍でもありません。空爆した米軍であり、米軍を作戦命令を下した米国です。その「誰」をはき違え、米国政府では無く、日本政府を訴えるとは、とても正気の沙汰とは思えません。

東京を筆頭に日本本土の空爆に対しては、必ずと言って良い程、支那・重慶に対する日本軍による空爆が引き合いに出されますが、重慶空爆に際して日本軍は攻撃地域を幾つものエリアに分け、今日はA地区、今日はB地区、と言った具合にエリア毎に空爆。結果的に、相手に「逃げ場」を用意する形となりました。然し、東京大空襲等は、周辺地域を囲む様に空爆。その内側に居た人間が逃げられない様にした上で、中心部をも空爆。これぞ「皆殺し」と言ったやり方を採りました。そして、この空爆に対して、当時の日本軍も政府も何ら関知してはいません。「悪いのは全て米軍」である訳で、文句があるのなら、米国に言う可(べ)きであり、それが筋と言うものです。

何(いず)れにしても、今回の訴訟は訴える可き相手を間違えており、抑(そもそ)も、まともな裁判として成立しない様な事案です。まあ、よもや裁判官がこんな事案で、「日本政府敗訴」(原告勝訴)等と言う判決を下す事は無いとは思いますが、万が一、原告勝訴の判決が下される様な時には、関わった裁判官は全員罷免し、今後の為にも、歪み狂った司法に対するメスを徹底的に入れる可きと言えるでしょう。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2007-03-14 19:39 | Comments(0)  

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