石原都知事「接待」敗訴について
石原都知事の数年に亙る交際費使途の不明朗な部分に判決が下った。
身内の「接待」に交際費を使うことは、一部の民間企業では福利厚生の一環として黙認されている。
金額の多寡を問題にすること自体には理があるが、政治家は潔白な聖人君子として顕彰されるべき対象ではない。
「品格」や「品性」を尚ぶあまり、政治家の角を矯めれば、大事をなさしめる条件を奪ってしまうことになる。
身内の「接待」に交際費を使うことは、一部の民間企業では福利厚生の一環として黙認されている。
金額の多寡を問題にすること自体には理があるが、政治家は潔白な聖人君子として顕彰されるべき対象ではない。
「品格」や「品性」を尚ぶあまり、政治家の角を矯めれば、大事をなさしめる条件を奪ってしまうことになる。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2007-01-31 20:09 | Comments(1)
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古川 宏
at 2007-01-31 21:16
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『史記』の「鴻門之会」には「大行は細謹を顧みず」とある。大事をなすには大雑把な方がよい。ところで、佐藤優は二審判決も有罪となったが、本人覚悟のことであるから、致し方ない。市民運動であれ、国策であれ、批判・捜査対象となるのは、本人がそれなりの地位にある(いた)からである。何も言うことはない。
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