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「農林水産副大臣の訪台について」について

古川さんが、農林水産相の訪台並びに総統(大統領)・行政院長(首相)との会談について触れられましたので、私も若干コメントしてみたいと思います。

嘗て、「媚中派」の河野洋平氏が、搭乗する旅客機が悪天の影響で台北の中正国際機場(同空港は、9月6日の院会(閣議)に於いて「台湾桃園国際機場」に名称変更された)に避難着陸(待機)した際、乗機から降りず、台湾の土を踏まなかった事を、支那訪問の際、誇らしげに語った逸話があったが、その様な過去を振れ返れば、隔世の感があります。

支那は「靖国問題」を持ち出し、「子分」である韓国と共に、日本との首脳会談を拒絶する等、随分と「当てつけ」的な外交を繰り返しましたが、その事が結果的に、日台両国の接近を加速させる契機となった事は、支那にとっては正に皮肉としか言いようがありません。

古川さんも仰有っていましたが ── 満州で日本軍から接収した化学兵器を持て余し、本来ならば、自国(支那)で処理す可き所を、資金的にも技術的にも困難な為に、「遺棄兵器」として日本に処理させよう等としている。又、「古証文」(『日中共同声明』)の遵守履行を殊更日本に求めるにも関わらず、「古証文」よりも更に古い「古証文」(『下関条約』)の効力については認めない(台湾を日本に割譲=支那は永久に台湾に対する領有権を放棄)、そう言う支那の姿勢に対しては、我が国としても「当てつけ」として ── 閣僚級の公式相互訪問・協議を積み重ね、「既成事実」化した上で、ある時を以て電撃的な日台国交樹立に踏み切る可きです。現在、台湾と正式な外交関係を持つ先進国は一国もありません。然し、日本がその先鞭を切って復交すれば、どうなるか? 今迄躊躇していた欧州諸国も続々と台湾を主権独立国家として認めて国交を樹立する事でしょう。(台湾と国交を樹立した所で、支那に当該国との国交断絶に踏み切れる程の覚悟も決断力もありはしない)

何れにせよ、今迄、日本に対するあからさまな「当てつけ」をし続けてきた支那に対しては、日本もきちんと代償を払わせる可きです。そして、如何に、その「つけ」が高くついたかを、日本は支那に知らしめてやる可きものと言えます。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2006-09-12 21:05 | Comments(0)  

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