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戦争の総括について

毎年8月に近づくと、各媒体で戦争特集が組まれ、靖国問題が再燃する訳であるが、年を逐う毎に戦争への思いが風化するのは当然である。

日本人はあの戦争に対する総括をしなかったのではない。出来なかったという表現が正しい。

個々人がその実体験から戦争の一場面を語ることも、政治家が隣国向けの形式的お題目を唱えるのも容易であるが、日本人が総体として真の意味で戦争の総括を行うことは、今後も無理であろう。

戦争の総括は敢えてせず、その評価を更に後世に委ねるというのは、賢明な選択であるとつくづく思う今日此頃である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-08-03 19:58 | Comments(0)  

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