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中国古代史について

『朝日新聞』の最近の記事に、西安市の秦始皇帝陵付近の墓から出土した約2200年前の人骨を中国の研究グループがDNA鑑定したところ、50体(陵建設に従事したと思われる)のうち、1体分が欧州系の特徴を持つ男性のものであった、というものがあった。

研究グループは、通説より1世紀早く、前漢以前に西方との交流があったということを発見としているようである。

以前にも紹介したことがあるが、故鹿島曻氏の
  • 中国はオリエント諸邦の植民地(流刑地)であった

  • 始皇帝は異邦人であった

  • 万里の長城建設の目的は漢民族弾圧にあった
という仮説もあながち妄言ではないとつくづく思う。

中国の古代史についての仮説も歴史認識の見直しの一環として日本側から正式に出すことがあって然るべきである。尤(もっと)も、自国の古代史の解釈に結論が出ず、それがロマンを生み出しているという日本の事情について理解出来る位の余裕が中国側にあればよいが、過去一世紀の歴史すら歪曲しているようでは、それは中々難しいであろう。況(いわ)んや韓国に於いてをや、である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-07-04 15:44 | Comments(0)  

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