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今年上半期の台湾を振り返って

今年の台湾は、昨年の「国共合作」、『反分裂国家法』及び統一地方選での民進党の敗北等、かなりの動きがあったこともあり、やや中だるみとなることも予想されたが、振り返ってみると、2008年へ向けて胎動が著しくなっていることを実感した。

因みに、本欄で取り上げたテーマの一部を略記すれば、
 1月 パンダ問題、謝行政院長の辞任、王立法院長の三通交渉、中台直行便
 2月 馬英九氏の「台独」言及、「廃統」と「終統」
 3月 中台タオル摩擦
 4月 「検察総長」人事案の否決、台湾の株価
 5月 総統の中南米訪問
 6月 総統罷免案の否決

国際的観点から言えば、「終統」宣言により米国の機嫌を損ねたことは間違いないが、それが台湾の政局に直接影響を及ぼしているとは考え難い。

年後半のイベントの一つは台北市長選であり、政党間の力関係によるが、当面は金銭問題に関する攻防に注目が集まることになろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-07-02 18:52 | Comments(0)  

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