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日台関係は過去30年間で最良のレベル

左翼野党だけでなく、自民党内部にも、小泉総理の靖国神社参拝「問題」で冷却化した対支那・対韓関係の立て直しを図るべきであり、その為には、靖国神社への総理の参拝は止めるべきであるとか、靖国神社から所謂「A級戦犯」を分祀すべきである、と言った発言が出ますが、支那(中国)・韓国、そして、拉致問題と核開発・テポドン2ミサイルで物議を醸している北鮮(北朝鮮)を評して「特亜」と称する向きがあります。「特亜」とは「特定アジア」の略称である訳ですが、何故「特定」なのか? それは、とどの詰まりが数多くあるアジア諸国の中でもこれら三国の日本に対する主張が極めて「特異」(異端)である所から、他の諸国と区別する為に「特定」の二文字を冠している訳です。

確かに、「特亜」は距離的に見ても日本とは直近の隣国です。その三国と良好な関係を維持出来るとすれば、それが非常に理想的な事だとは思います。然し、実際には、これら三国の主義主張は極めて利己的且つ傲慢であり、日本が三国の理不尽な主張に迎合迄して関係を維持すべきだ等とは、私自身全く思いません。いや、寧ろ、直近の隣国だからこそ、「敬して遠ざける」べきものと考えます。それとは逆に、特亜とは反対に極めて良好な関係を維持発展させている、もう一つの直近の隣国が日本にはある事を改めて我々日本国民は認識すべきですし、今後、益々この関係を維持発展させていくべです。

と言う訳で、以下、『台湾週報』に掲載された本日(6月29日)の記事を皆さんにご紹介したいと思います。
陳総統「台日関係は過去30年間で最良のレベル」

 陳水扁総統は6月28日、日本の新藤義孝、下地幹郎両衆議院議員と総統府で会見し、現在台日関係は過去30年間で最良の段階を迎えており、今後も既存の基礎のもと、両国の実務的友好関係をさらに強化しレベルアップしていきたいとの期待を示した。

 陳総統は、2004年5月に日本が米国とともに世界保健機関(WHO)年次総会で台湾のオブザーバー参加に賛成票を投じたこと、昨年2月、日本が日米安全保障協議委員会(2+2)において台湾海峡問題を初めて日米の共同戦略目標の一つに盛り込んだことを挙げ、台湾への支持と関心に改めて感謝の意を表した。

 陳総統はさらに、2005年9月、日本政府と国会が台湾からの観光客に対するノービザ措置の恒久化を決定し、それにより台湾の人々が日本を訪れるうえでますます利便性が高まったことを指摘した。具体的には、昨年台湾から日本を訪れた旅客は127万4,000人に達し、前年比18%と大幅に増加したこと、日本から台湾を訪れた旅客も昨年初めて100万人の大台を突破し、112万人を超えたことに触れ、「これは双方の相互連動が成功した一つのモデルである」と語った。

 また、経済貿易面での交流について、昨年双方の貿易総額は600億ドルを超しており、日本が台湾に対し300億ドル以上の貿易黒字となっていることなどに触れ、台日関係には今後も協力と交流をレベルアップしていく余地が数多くあるとの考えを示した。

 陳総統は、新藤議員が日本の国会の休会中に今回初めて台湾を訪問したこと、また下地議員は2000年につづき2度目の訪台となったことに触れ、日本の若き精鋭である両国会議員の訪問に台湾の政府と国民を代表し歓迎の意を表した。
【総統府2006年6月28日】

URL:http://www.roc-taiwan.or.jp/news/week/06/060629a.htm

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2006-06-29 22:35 | Comments(0)  

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