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竹下氏著書について-6

(中国と台湾)

 『汝の敵、中国を知れ』
32.「瀋陽事件」で苦しんだ北京-巨大帝国「中国」のお家事情
33.「中国語」は存在しない!! 使用言語から見た統一国家「中国」の内実
38.台湾インパクト-日本の取るべき針路は日台連携・中国謝絶

「瀋陽事件」は、上海領事館員自殺事件と同様、中国政府には国際条約を遵守する意思も余裕もないことを如実に示しており、これこそが中国の実態である。これまで闇に消えた事件もあるだろうし、今後もかかる事件は続くことだろう。

言語について言えば、北京官話以外の方言には漢字で意味を表わせない音が多いことや繁体字と簡体字の混在が、各地域の多様性を示している。
・・・台湾との関係を強化する事。それこそが、これからの時代の『皇国の興廃』(日本の浮沈)を握る重要な鍵である・・・(279頁)
台湾問題は、将来、日本の道州制の延長線上で論じられることを期待する。

(補記)
私見を要約すれば、次の3点となる。
  1. 竹下氏の真意は単なる嫌中、脅威論にあるのではなく、日本のあるべき国体を復原し、アジア諸国と良好な関係を築いて行くことにあると思う。

  2. 真の敵は中国ではなく、中国の主張を鵜呑みにし、これに盲従する、国内の利敵・不満分子である。彼らを日本人と認めることは決して出来ない。

  3. 中国の実体を知ることは日本を知ることにつながる。また、同文同種・漢字文化圏と称して、漠然とした憧憬・親近感を抱いたり、経済・軍事力の増大を以て徒(いたずら)に畏怖の念を覚えたり、蛇蝎視するには及ばない。中国は中国であり、日本は飽迄(あくまで)日本なのである。真の友好は実にそのことより始まる。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-06-10 09:10 | Comments(0)  

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