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竹下氏著書について-3

(台湾問題)

 『汝の敵、中国を知れ』
15.「流求国征討」-台湾領有のとんでも無い根拠
16.台湾は「日本の生命線」-「台湾問題」の向こう側にある「もの」
17.「割譲」の意味を知らない「中国」-「台湾問題」に見る中国の矛盾

台湾問題は、1972年に日中国交回復を断行した田中角栄の負の遺産であり、日本側は後の政権も『日中共同声明』に拘束され、中国の「立場を十分理解し尊重する」こと以外には思い切った主張が出来なかった。

田中角栄が「喝水不忘掘井人」(井戸を掘った人)として、中国で有名人であるのは宜なる哉、である。
「中国」が『日華平和条約』を不法であるとか、無効であると言った主張をする事自体、日台両国に対して極めて非礼な物言いであると同時に、・・・内政干渉に該当するのです。(126頁)
台湾併合への意思表示は日本に対する歴史認識糾弾と表裏一体である。日本の過去の功績を一切否定しつつ、台湾を併合することが共産党政権の「正統性」を保つための究極の手段であると中国側が考えていることを銘記すべきである。

(補記)
『新しい歴史教科書』初版本には、2.28事件について
・・・蒋介石と国民党は台湾にのがれた。国民党は台湾人を弾圧し、3万人を殺害した。(297頁)
と記されている。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-06-07 20:28 | Comments(0)  

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