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ニューズウィーク特集について

『ニューズウィーク』日本版の5月17日号、「新台湾と統一チャイナ」特集を読んだ。

この種特集は、『文芸春秋』の特集同様、その度毎に似た内容の記事や意見が繰返し掲載されるのみで、余り新鮮味がなく、また最善とされる結論も見当たらない。

馬英九氏の説く30~50年の暫定協定という案については、香港・マカオの「一国両制」を想起させ、海峡を隔てた台湾に実際上適用可能なのか、何とも言い難い。

結局、台湾問題は中台双方の出方一つで、懐柔・融和、対立・危機、いずれにも転ぶ可能性はある。種々憶測することは結構であるが、緊張関係に入ったときにそれぞれの友邦の支援が如何なる形で何処迄行われるか、ということに尽きるのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-05-14 21:10 | Comments(0)  

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