「日本外交の分水嶺」について
2000年3月に出版された岡崎久彦氏の『日本外交の分水嶺』(PHP研究所)と題する本を読み直した。
同書には、韓国との間の歴史問題は解決した、日米韓の協力体制が出来たことにより東アジアが安定する、といった楽観的な記述が多い。
爾来6年、歴史問題は依然として残り、北朝鮮問題も依然としてくすぶっている。岡崎氏の見通しが甘かったという訳ではない。2000年6月の韓国大統領の北朝鮮訪問や911テロの起こる前のことである。
台湾情勢は今後大きく変るのか変らないのか、今の段階では予断を許さない。数年経てば、後講釈は誰にでも出来ることである。
(註)
台湾立法委員の補選(嘉義)での国民党候補当選、台北での3万人規模の国民党デモのことを聞くに、一定の流れというものを感ずる。
同書には、韓国との間の歴史問題は解決した、日米韓の協力体制が出来たことにより東アジアが安定する、といった楽観的な記述が多い。
爾来6年、歴史問題は依然として残り、北朝鮮問題も依然としてくすぶっている。岡崎氏の見通しが甘かったという訳ではない。2000年6月の韓国大統領の北朝鮮訪問や911テロの起こる前のことである。
台湾情勢は今後大きく変るのか変らないのか、今の段階では予断を許さない。数年経てば、後講釈は誰にでも出来ることである。
(註)
台湾立法委員の補選(嘉義)での国民党候補当選、台北での3万人規模の国民党デモのことを聞くに、一定の流れというものを感ずる。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2006-03-13 18:43 | Comments(0)