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「道聴而塗説」について

論語の陽夏篇に「子曰、道聴而塗説、徳之棄也。」(みちにききてみちにとくは、とくをこれすつるなり)というものがある。

今回問題となった民主党議員による自民党疑惑追及はこれに該当する。「請売」(うけうり)は浅薄に聞こえるし、裏付けがない限り、抑(そもそ)も説得力がない。

ところで、中韓要人による度重なる日本政府批判もこの類である。大本は戦前の抗日教育であり、近くは江沢民氏の持論による。

中国の古典は燦然として輝く文化遺産である。中韓政府に対して、「道聴而塗説」することなきよう、具体的に古典の表現を以て申し入れること如何(いかん)。

(註)
九大名誉教授たりし目加田誠氏は30年前にこう記している。「中国文学の伝統に諷喩の精神がある。・・・文学を以てよりよい政治に貢献させねばならぬという考えは、今日の中国に於ても同じことが言えるのではなかろうか。」

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-03-09 21:52 | Comments(0)  

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