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「終統」について-3

さて、「終統」を打ち出したこと自体の成否が直ちに判明するとは思われない。

成否判明後も、これを苦し紛れの、単なる思いつきの人気取りの一策と見るか、長期的視点に立脚した方便と見るかによって、その功罪は夫々(それぞれ)論じられることだろう。

政治は「結果良ければ全て良し」の世界である。もし、台湾の輿論が「利」に大きく傾くのであれば、「終統」に対する評価としては言う迄もなく否定的なものしかあり得ない。

併し、「利」ばかりでは、浅薄・皮相の誹(そし)りを免れない。反対に「義」を重んずるのであれば、その「義」というものの真贋が問われなければならない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-03-04 19:36 | Comments(0)  

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