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馬英九氏の「台独」言及について

最近、国民党主席の馬英九氏が「台独」を選択肢の一つであることに言及したことにつき、民進党支持者取込みの一策とか、現状維持を前提にした上での余裕ある問題提起とか、様々な憶測がなされている。

2008年総統選が遠くないことを考えれば、今後も各種選挙に併せて両陣営間の牽制・駆引・舌戦といった諸々の動きが出て来ることだろう。

台湾同党内での齟齬の存在、中国との親近の度合、米国よりの要求、そういったものを全て含めたものが、表面に出て来ている。

今回の論議は、単純なものではない。その影響については、今後見守る必要がある。

(註)
今回の「台独」言及については、北京放送のニュースでも報道された。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-21 17:13 | Comments(0)  

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