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「高砂義勇兵慰霊碑」撤去の危機について

台北から以下のニュースが届きました。
高砂義勇兵慰霊碑 台北県が撤去要請

【台北17日遠矢浩司】日本からの募金で撤去の危機を免れ台湾北部・烏来郷で今月八日に落成式があったばかりの「高砂義勇兵」慰霊碑について、一部地元メディアや立法委員(国会議員)から「軍国主義的だ」との批判がおこり、設置された公園管理者の台北県政府(県庁)は十七日、遺族団体に碑の撤去を求めた。
 県当局は「行政のミスもあったが、環境規定などに適合しておらず、碑文も公有地に建てるものとしては不適切」として、一週間以内に設置者が撤去しなければ県が強制撤去するとしている。
 碑は、日本統治下の台湾から日本兵として従軍した台湾先住民を慰霊するもの。先住民タイヤル族の団体「台北県烏来郷高砂義勇隊記念協会」(簡福源理事長)が設置。落成式では李登輝前総統や日本の対台湾交流機関「交流協会」台北事務所代表らが祝辞を述べた。
 十七日付の台湾紙「中国時報」は一面トップで「公園が日本に占領された」との見出しを掲げ「碑文は天皇に対する忠誠心を称賛している」などと報道。また対日批判活動で知られる高金素梅・立法委員は同日、県政府を訪れ、県の対応を求めた。一方、簡理事長は「設置は県に正式に申請したもの。碑は慰霊のためで政治的意図はない」と話している。
(西日本新聞) - 2月18日2時22分更新
平成17(2005)年6月14日、『高砂義勇隊の遺族ら60人』を「煽動」して、靖国神社へ押し掛けた(結果的には阻止されたが)高金素梅(ガオジン=スウメイ)ですか? 又もや余計な事をしてくれたものです。因みに、彼女(高金素梅)は、台湾の先住民族「タイヤル族」の母親と、外省人(支那人)の父親を持つ「ハーフ」ですが・・・当のタイヤル族部隊「高砂義勇隊」からは、

高砂族の代表ではない


とか

台湾人の恥


等と罵倒される始末(合掌)

閑話休題。「軍国主義的」だか何だか知らないが、死者の安らかな眠りを邪魔する権利が彼らにあるのだろうか? 「高砂義勇隊」に参加した兵士達は皆、皇軍=「天皇の軍隊」の一員として出陣、それを誇りとし、その栄誉を胸に戦陣に散っていった、正に「もののふ」(武士)でした。そんな彼ら高砂族英霊が最も喜ぶものがあるとすれば、後世まで自分達の武勇を顕彰し、いつ迄も記憶に留めておいてくれる事でしょう。詰まり、『高砂義勇兵慰霊碑』は、彼らの「生きた証し」であり、「金字塔」である訳です。

以上の事から、私は「日本人」ではありますが、慰霊碑の撤去には断固反対を表明します。それでも、今後の動向により、慰霊碑が撤去されると言うのであるならば、靖国に移設し、日本人の手によって維持管理すべきものと考えますが・・・然し、最も高砂族英霊が喜ぶ事は、矢張り、故郷(ふるさと)の地で、自分達の子孫の手によって維持管理される事でしょう。その意味からも、この件に関する台湾公民の動向を注視していきたいと思いますし、彼らの「良識」を信じたいと思っています。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2006-02-20 21:05 | Comments(0)  

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