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この10年について

今から10年前は1996年であり、靖国・尖閣問題の再燃や台湾総統選を理由とする中国のミサイル演習等のことがあり、憤慨することが多かった。

当時に比べれば、日本は随分ましになったものである。どこの国の人か判らない政治家が政権の中枢にいたこともあるが、国民がノンビリと構えていたのは事実である。

最近では、麻生外相の台湾に関する発言が政治問題とならぬだけでも格段の進歩である。他方、未だに国会では、次期首相候補者に対して歴史認識関連の質問がなされるあたり、思想的に旧態依然とした政治家が残存しているのは実に嘆かわしい。

次の10年が過ぎる頃には、無用・不毛の議論が完全になくなるように、政治家共々、国民も次の世代に然るべく各々の父祖のメッセージを伝えておく必要があると思う。歴史とは教科書や市販の書籍に記されているものが全てではないのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-02-14 20:22 | Comments(0)  

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