国の大事について-1
『大地の子』をこれまで幾度か見て感じたことは、人生には不条理なことや、また「時に利あらず」と言ったことが多い一方、不幸が行き過ぎた時には運命が良い方向に振れて行くというものである。
これを個人の人生ではなく、国の大事に関連付けてみるに、現在「靖国」、「憲法改正」や「女系天皇」問題がある。こうした問題に何故明確な結論が出ないかと言えば、一つには「復古」をよしとする側とそれを否定する側の間の相克があるからである。
それは旧体制及びそれに付随する評価(軍・教育等)及び国語表現(旧字体・旧仮名遣・文語体)を現体制と如何に結びつけるか、ということである。
換言すれば、旧体制の利点を取り入れるのか、或いは古いものは従来通り捨て去った侭(まま)にしておくのかという選択である。
これを個人の人生ではなく、国の大事に関連付けてみるに、現在「靖国」、「憲法改正」や「女系天皇」問題がある。こうした問題に何故明確な結論が出ないかと言えば、一つには「復古」をよしとする側とそれを否定する側の間の相克があるからである。
それは旧体制及びそれに付随する評価(軍・教育等)及び国語表現(旧字体・旧仮名遣・文語体)を現体制と如何に結びつけるか、ということである。
換言すれば、旧体制の利点を取り入れるのか、或いは古いものは従来通り捨て去った侭(まま)にしておくのかという選択である。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2006-02-02 16:16 | Comments(0)