ドラマ『大地の子』について-1
今年は文化大革命発動四十周年である。昨日、ケーブルテレビで、久し振りにNHKドラマ『大地の子』の集中放送を見た。
荒波にもまれる人生をドラマで味わうのも時には必要である。主人公の苦悩の表現は固より、父親役仲代達矢の名演技には感心する。
主人公は北京生まれの小生の兄と同年代であり、親近感を覚えると同時に、小生自身、文革終了後、虚脱感の漂う中国東北部に滞在したことがあるので、ドラマの背景となった時期の中国の国情は察することが出来る。
主人公と同年の或る帰国残留孤児(女性)に小生が以前聞いたところでは、文革の間は歌劇団に属し、息をひそめて目立たないようにしていたので、難を逃れたという。精神的重圧は計り知れないものがあったことだろう。
荒波にもまれる人生をドラマで味わうのも時には必要である。主人公の苦悩の表現は固より、父親役仲代達矢の名演技には感心する。
主人公は北京生まれの小生の兄と同年代であり、親近感を覚えると同時に、小生自身、文革終了後、虚脱感の漂う中国東北部に滞在したことがあるので、ドラマの背景となった時期の中国の国情は察することが出来る。
主人公と同年の或る帰国残留孤児(女性)に小生が以前聞いたところでは、文革の間は歌劇団に属し、息をひそめて目立たないようにしていたので、難を逃れたという。精神的重圧は計り知れないものがあったことだろう。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2006-01-29 21:12 | Comments(1)