米国務副長官の構想と歴史観について-1
来日中のゼーリック米国務副長官が、日米中の歴史家による第二次世界大戦の歴史の検証作業を進め、日中間の緊張緩和を図るべきだという構想を日本側に示したという。
この構想は昨年9月、彼が米国で提唱したもので、本ブログでも紹介したことがある(昨年10月2日の「中国の対日歴史観について」御参照)。
これは有難迷惑な話である。例えば、学者先生方による日韓の歴史研究はお互いに満足の行くことのない侭(まま)、不十分な形で終わっている。
この構想の場合、米国の学者が仲裁の役割を果たすことが出来るのだろうか。人選によっては、政治的にしこりを残すことになる。
この構想は昨年9月、彼が米国で提唱したもので、本ブログでも紹介したことがある(昨年10月2日の「中国の対日歴史観について」御参照)。
これは有難迷惑な話である。例えば、学者先生方による日韓の歴史研究はお互いに満足の行くことのない侭(まま)、不十分な形で終わっている。
この構想の場合、米国の学者が仲裁の役割を果たすことが出来るのだろうか。人選によっては、政治的にしこりを残すことになる。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2006-01-24 20:33 | Comments(0)