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王立法院長の三通交渉について

「時事弁論会」で、陳総統が北京での三通の交渉権を王金平・立法院長に与えるか否かの討論が行われているのを見た。

三通の推進は中台双方にとって大きなメリットとなるが、中国側が国内問題とし、台湾側が国際問題とするところに埋めがたいギャップがある。

2005年の台湾の対中投資認可金額は2004年の数字を割ったという統計が出ているが、経済界は三通の進展に期待している。併し、政治は経済とは別の次元で動くことで、難しくもあり、妙味もある。

民進党、国民党内部でそれぞれ思惑が交錯するだろうが、なるようになるとしか、今のところは言い様がない。また、台湾で前向きな話となっても、北京から事前に種々注文をつけられ、話が頓座するかも知れない。尚、王氏が国民党での自身の地位をより高めたいという野心はあって然るべきであると思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2006-01-23 18:44 | Comments(0)  

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