今年の中台関係と日本について
1月6日、中国当局より中台関係の回顧と展望について発言があった旨の報道があったが、内容としては相変わらず脅し・すかしの趣きがあった。袈裟(けさ)の下に鎧(よろい)が見えるとはこのことであろう。
この段階になれば、中台間の航空機直行定期便の実現が可能となるか否かが鍵となる。パンダよりもこちらの方が経済面で大きなメリットがある。
今年の中台関係は、昨年「反分裂国家法」でもめたような荒い動きには直ちにはならないであろうが、水面下での駆引と動きに対し、台湾側では猜疑心が高まる一方、中国への期待感から便法を求めての模索が続くことであろう。どちらの側からも綱引き状態である。
日本は国際社会に対し、陰に陽に台湾問題を提起し、これに対する中国側の反応に対し、見て見ぬ振りをしつつ情勢分析して、先行き正式に「台湾カード」とするよう準備しておくべきである。
この段階になれば、中台間の航空機直行定期便の実現が可能となるか否かが鍵となる。パンダよりもこちらの方が経済面で大きなメリットがある。
今年の中台関係は、昨年「反分裂国家法」でもめたような荒い動きには直ちにはならないであろうが、水面下での駆引と動きに対し、台湾側では猜疑心が高まる一方、中国への期待感から便法を求めての模索が続くことであろう。どちらの側からも綱引き状態である。
日本は国際社会に対し、陰に陽に台湾問題を提起し、これに対する中国側の反応に対し、見て見ぬ振りをしつつ情勢分析して、先行き正式に「台湾カード」とするよう準備しておくべきである。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2006-01-07 19:11 | Comments(0)