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今年を振り返って

今年の総括をするには早過ぎるかも知れないが、振り返ってみると、中国の反日暴動の激化には正直驚いた。中国崩壊の兆(きざ)しを思わせるものがあった。

竹島や靖国を巡る韓国発の激情には隣国としての情誼は聊(いささ)かも感じられなかった。

米国のハリケーン騒動、フランスの暴動、ドイツの政権交代やロシアの不気味な動きにはキリスト教国ならではの欺瞞と危うさを看取した。

日本は国際社会への大盤振舞いが続いているように見えるが、それはそれでよい。更に、国連の常任理事国入りでは結果として恥をかくことになったが、視点を変えれば、「核」を持たぬ子供が幾ら背伸びしても仕方がないのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-11-29 18:33 | Comments(2)  

Commented by 熊熊 at 2005-11-30 02:02 x
中国の暴動に関しては、報道のあった三箇所以外はほとんど問題はなかったそうですし、今年、デモ後に一度北京に行きましたが、一般市民は日本同様、国際関係は自己の利益に関しない限り無関心といったほうが正確だと思います。国家主導で国内の不満を日本に転化したと言う評価は免れないかもしれませんが、同時に日本国内のメディアの自主的デマゴーグ、センセーショナリズムにも危機感を覚えました。
Commented by 熊熊 at 2005-11-30 02:03 x
長文で失礼します。 入りきらなかったので連続投稿となってしまいました。申し訳ありません。


後は、軍備問題でしょうか。私は、近年の核や軍備の増強をすることが、日本の防衛力の強化に直結するかのような風潮に危険を覚えます。むしろ、軍備=防衛力とするような考え方も、一緒の平和ボケ的発想のではないでしょうか。食料自給率の低さも気になりますし、拉致を許してきた対外警察力の低さも問題でしょう。アメリカのような大きな軍隊が、物量作戦には強くても、ゲリラ戦、テロリズムのような小さな攻撃に大しては著しい脆弱性をはらむことは、ベトナム戦争・アフガニスタン・イラク戦争で証明されている事実です。特に、内部撹乱に対しては、軍事力よりも警察力が重要でしょう。また、日本の情報に対する能力の欠如はもっとも防衛力においての弱点となるのは明白です。
理想主義に偏り、平和一辺倒になるのも問題ですが、現実主義にとらわれて、軍備=防衛という風に、あまりに現実に迎合しすぎるのも問題ではないでしょうか。究極の現実主義は、転じて究極の理想主義でもあると思います。

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