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劇団四季の広告について

10月22日の朝日朝刊に劇団四季の全面広告が載っていた。

そこには、「戦争は決して遠い過去のものではない ── 語り継ぐ日本の歴史」と題する浅利慶太氏の長々しい文章がある。恰(あたか)も江戸時代の候(そうろう)文の如く紋切り型で、美文ながらも論旨不明であり、辟易した。

「哀悼と挽歌は、我々の手で奏でなければならない。」

これでは、一部の日本人に「反日」ならぬ「嫌日」感情を喚起させること必定(ひつじょう)である。この文章に比べれば、朝日の、感情的となる余り、時として文法的に誤りのある社説や、「司馬史観」をかつて持ち上げた産経の不見識な連載記事、更には日本共産党のビラのマッチポンプ的内容の方がまだ増しであると思い、苦笑を禁じ得なかった次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-10-25 17:34 | Comments(2)  

Commented by zer0zer00 at 2005-10-27 12:44
ご無沙汰してます。
先日、生まれて初めて殉国七士の墓へ行ってきました。
少しさびしい感じではありましたが、墓前ならびに各慰霊碑には平日にもかかわらず、すべてにお花が手向けられていました。
殉国七士の墓を管理されている事務所に立ち寄った際、台湾友愛桜の会に参加(募金)させていただきました。

台湾と日本を愛する人たちの友情のあかしとして友愛桜を台湾の主要地に植え、台湾と日本の末永い友情を目的にしている会です。

昨今、台湾での中国の影響が高まり少し心配しております。
今後も更に中国の影響力が大きくなるんでしょうね...
Commented by ayanokouji3 at 2005-10-30 20:48
zer0zer00さん、どうも。

日本でもそうですが、特に財界(経済人)は「目先の利益」にばかり囚われて、大局的な見方が出来ないでいる様に見受けられます。台湾財界が、大陸との経済的結び付きを強めれば強める程、台湾の自主独立が失われていく、その事に気付くべきですし、現在の様な自由な経済活動が出来るのも、偏に「自由な台湾」があるからこそ、と言う認識を台湾財界は持つべき、と言えるでしょう。
<div align="right">竹下義朗</div>

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