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香港返還20周年と台湾について

 香港返還が近づいていた1994年秋~97年初、小生は毎月香港や広東・福建に出張していたこともあり、香港市民の様子や大陸での受け止め方は大体判っていた。

 1996年は靖国・尖閣問題が再燃、中国海軍の台湾海峡での演習が話題となり、翌年の香港返還に向けての地ならしが着実に行われているように思われた。

 あれから実に20年余り、中国の発言力が更に大きくなり、香港の「一国両制」の旗印は色褪せた。香港返還で明らかになったことが台湾にとって参考となったということである。

 台湾が容易に第二の香港となる可能性は最早なくなったものの、陰に陽に続く中国の台湾への影響力に対し、日米が国際問題として対処すべきことは勿論である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2017-06-28 17:13 | Comments(0)  

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