「明治百五十年」美しき日本人について

 文藝春秋4月号には、私を捨て公のために生きた五十人「明治百五十年」美しき日本人、と題する文化人中心の特集がある。

 明治百五十年と言えば、かなり昔のようにも思われる一方、天保(てんぽう)生まれの曽祖父や明治初年生まれの祖父を持つ小生の世代から見れば、未だに生々しさが残っている。

 天寿の長短にかかわらず、国家理念と個人の人生観との相克、立ち遅れた官の制度と民間の旧思想による新体制への移行の困難さに臆することなく、我国の抱える諸問題に立ち向かって行った者のみが賞賛に価するということである。

 上記の美しき日本人の中に政治家は殆(ほとん)どいない。今で言えば、人権重視の風潮の中で種々の課題を見事に捌き、搦手・死角から論ぜられる攻撃に耐え得る実力者のみが生き残るのであろう。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

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by ayanokouji3 | 2017-03-14 12:53 | Comments(0)  

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