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中国の「反腐敗教育」について

戦前、国民党の腐敗振りはよく知られていた。張学良の伝記を読んでみても、結局彼等(かれら)はただの軍閥であり、「公」の観念はなかったと言える。国民党が台湾に移ってからのやり口は推して知るべし。

さて、党や幹部の腐敗が問題となっている中国では、9月から学校で「反腐敗教育」を始めることになったという。

10年程前も「厳打闘争」という汚職撲滅キャンペーンを行っていたが、モグラたたきが追いつかないことは誰にでも判る。

汚職・腐敗は、人間のいる限り永遠の問題であり、「反腐敗教育」を形式的に行っても効果がないのは目に見えている。社会システムや民族性の問題であり、同じことの繰返しである。

(註)
中国共産党は内部矛盾の剔抉(てっけつ)に真摯に取組み、「人民の敵」打倒キャンペーンを優先し、この際、反日キャンペーンは後回しにすべきである。尤(もっと)も、このことは現実的ではないが。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-08-22 19:38 | Comments(0)  

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