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テレビ朝日の討論番組について

8月6日未明に放送されたテレビ朝日の討論番組を見た。

主に80歳前半の旧陸海軍経験者の方々の話を順番に聞いて行くもので、その間に行われた、出席した女性連よりの質問に対する回答がチグハグで滑稽味があった。歴史認識において半人前の若い女性連に質問させることが土台無理な話であるが、企画段階で、これが受けると判断したのであろう。

戦争責任、東京裁判、靖国問題等、軍経験者の方々の話をテレビ朝日流に誘導し切れずに、何となく湿った議論に終始したのは、各テーマを一刀両断に論ずることの難しさを示している。

毎年8月は、戦争の悲惨さに関する証言の報道やドラマの放映が特に多いが、結論としては「二度と過ちは繰返しませんから」と同様の趣旨で終わってしまうので、こうした討論は非常に面白いと感じた。

(註)
この番組はテレビ朝日にしては上出来であった。但し、この種番組では、軍事用語については、判らない人が必ずいるので、字幕で漢字だけでも表示する配慮が求められる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-08-09 19:17 | Comments(0)  

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