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陳総統発言 「中華民国は台湾」

【台北4日 共同】台湾の陳水扁総統は2日、「中華民国すなわち台湾だ」と述べ、台湾は中国(中華人民共和国)から分離した存在との認識を明確にした。一方、謝長廷・行政院長(首相)は3日、中台間の直行チャーター便運航について早期に協議を始めるよう中国に呼び掛けた。台湾指導部が「主権」を堅持しながら、実務面では対中関係改善を図る「硬軟両様」の姿勢を改めて示した形だ。野党、国民党は総統発言を「独立論」と批判しており、中国が陳政権への「非難」と「対話」のどちらに動くかが焦点となってきた。
 陳総統は対米交流基金メンバーらとの会談で「中華民国の四段階の変遷」として、
  1. 大陸に存在

  2. 台湾に移動

  3. 台湾に存在(李登輝前総統の認識)

  4. 中華民国すなわち台湾(陳総統の認識)
と説明。自らが3年前に主張した「一辺一国論(中台はそれぞれ一つの国)」を補強した。

陳総統の「中華民国は台湾」発言は、陳総統の「台湾の台湾化」に対する断固たる決意、或(ある)いは李登輝路線の踏襲の表明、と私は捉えたいです。何(いず)れにせよ、時計の針を60年前に戻し、「台湾の中華民国化」や「中台統一」をする事は、最早(もはや)時代遅れと言っても過言ではありません。

願わくば、日本政府が陳総統の主張する「一辺一国論」 ── 現実に目の前に存在する独立主権国家・台湾を受け入れ、一日も早く復交する事を強く望みます。

竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2005-08-07 20:05 | Comments(0)  

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