『満州国演義』について
去る4月逝去した船戸与一『満州国演義』全9冊のうち、8冊迄を読了した。最後の9冊目は未だに手に入らない。
敷島四兄弟の活躍は、満州国のみならず、北方・南方に及び、その劇的な描写は刺激的でさえある。小説としてはそれで良い。
その中に出て来る有名人の何人かと、その晩年に小生も会って話したこともあったが、当時の状況が継続的に劇的なものでなく、刺戟的なものでもなかったことは推測出来た。
一部の日本人にとって、満州国は永遠の郷愁を呼び起こす確たる機縁である。
敷島四兄弟の活躍は、満州国のみならず、北方・南方に及び、その劇的な描写は刺激的でさえある。小説としてはそれで良い。
その中に出て来る有名人の何人かと、その晩年に小生も会って話したこともあったが、当時の状況が継続的に劇的なものでなく、刺戟的なものでもなかったことは推測出来た。
一部の日本人にとって、満州国は永遠の郷愁を呼び起こす確たる機縁である。
古川 宏 FURUKAWA Hiroshi
by ayanokouji3 | 2015-07-14 20:59 | Comments(0)