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憲法論議について

 憲法が僅かに注目されるのは毎年この時期に限られるようになったが、相も変わらず気が抜けたような論議が続いている。

 現憲法の取扱が先送りされて来たのはそれなりの理由があったからで、要路者が漫然として不作為を決め込んだ訳でもないと思う。

 昭和30年代の半ば、話が一時盛り上がった時に毅然として済ませておけば良かったのである。爾来実に50年、現憲法の解釈・運用で現実との乖離を補っている状況である。

 石原氏ほかのパフォーマンスを方便・権道と理解した上で推進を期待して行くしか途はないが、手続論の展開だけで更に十年以上を要するように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2012-05-03 23:09 | Comments(0)  

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