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「脱亜入欧」について-5

かくして、宗教面、経済面、歴史面から看来れば、日本国の短所は次の通りである。
  1. 狡猾さが足りず、自国が誠意ある如くに他国もまた誠意あるものと解する。

  2. 田舎者で洗練されておらず、それが国の外交政策にも表れている。

  3. 他国よりの指摘に対して反論が下手で、極度の自虐的傾向がある。
上記の1、2については、徳として長所ともいえるが、3については、大東亜戦争の敗戦により、国際社会から「子供に刃物を持たせるな」とばかりに、軍事力を取り上げられる一方、平和国家として持ち上げられ、諸国に大盤振舞させられて来たのであるが、これはこれで国民にとって泰平の夢を長い間見続けることが出来たことは幸せであった。

先般来の中韓の幼稚な騒動を契機に、国家として、国民として「脱亜入欧」について真剣に考える時期が到来したものと考える。欧米に学ぶところは多い。幸いなことに、「出たきり邦人」の中で、イギリス・イタリア・ドイツ等に高齢の女性論客の方々がおられることでもあり、彼女等の著書をあらためて読み、日本の行く末を考えることも一つの方法ではないかと感ずる次第である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2005-05-02 22:09 | Comments(0)  

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