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日本を良くする方策について-2

 5月31日の本欄で「日本を良くする方策について」を記したが、昨今福祉社会の恩恵につきその実例を幾度となく目の当たりにするにつけても、これで国家・地方財政が破綻しない筈がないと思うばかりである。

 結局、幾等改革を推進しても、国家・地方公共団体・企業・家計間または個人間の帳尻あわせにより富が移動し、調整されるだけであり、総体的に富が急増し、物質面で皆が満たされる訳ではない。

 日本を良くする方策につき識者や一般国民の智恵が尽きてしまったということではなく、また、日本国民の能力や道義心低下が顕著に見られるのでもない。高齢社会だけが悪者扱いされる筋合も勿論ない。

 日本を良くする方策がないということは、日本がこれ以上良くならないことを意味し、個人の倫理・宗教観確立は悪くしないための策に過ぎない。かように考え直すに至ったことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-06-10 22:15 | Comments(1)  

Commented by ayanokouji3 at 2011-06-14 21:58
新聞によれば、去る12日、鎌倉の鶴岡八幡宮において、奈良東大寺との合同の神事、仏事が行われ、大震災の犠牲者を慰霊、復興を祈願したという。政治の舞台においても立場を超えた協力が出来ないものか。

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