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ウサマ=ビン=ラーディン殺害に思う-5

 米国をして「民族解放戦線型の独立ゲリラから出来た国」とは正に言い得て妙である。

 日本は太閤秀吉の時代、「刀狩り」と称して農民から武器を取り上げ、戦後は銃刀法を以てその規制を厳格にした。その御陰もあって、日本では銃器犯罪は極めて少ない。だからこそ、我々も夜の街を例え酒に酔っていたとしても、若い女性ですら安心して歩く事が出来るのだが、翻って米国は如何(どう)であろうか。

 幾度と無く学校で生徒が銃器を発砲し、多くの犠牲者が出ようが、一向に銃器規制が進まない。「建国以来の伝統」と言う米国の「国体」に根ざしているのであろうが、日本を含む他国の国体に対し改革を要求し乍(なが)ら、自国の国体の改革に対しては、頑(かたく)なな迄に拒む姿勢。これこそが驕慢であると見るのは果たして私一人であろうか。

 日本は刀狩りと銃刀法の規制により、国民の武器携帯が認められていない反面、それにより国内の治安が維持され安心で平和な日々を享受している。それに比べて、米国の何と野蛮且つ非文化的な事であろう。

 国情が違うと言えば、それ迄だが、私はつくづく米国では無く、この日本に生を享(う)けて本当に良かったと思う。
竹下義朗 TAKESHITA Yoshiro

by ayanokouji3 | 2011-05-07 22:12 | Comments(1)  

Commented by ayanokouji3 at 2011-05-10 21:28
『TIME』誌の記事に「5月1日の夜にニュースを聞いて歓喜した学生達がホワイトハウスの外の通りで旗を振ったり、愛国的な歌を歌ったり、立ち木を揺らしたり、見知らぬ人とハグしたりしていたが、それは恰(あたか)も、V-J day(対日戦勝記念日)における船乗り達のようであった」とある。4年足らずを戦った頑強な日本と同一視しているのが、同国の国情の一端を示しているといえよう。尚、対日戦勝記念日は1945年8月14日または9月2日とされているが、ここでは前者を指すのであろう。

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