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ウサマ=ビン=ラーディン殺害に思う-2

 これまで幾度となく死亡が伝えられたことがあっただけに、一連の措置の手際(てぎわ)の良さには、米国の周到な準備を窺(うかが)い知ることが出来る。

 建国の経緯もあり、フロンティア精神および基督(キリスト)教「原理主義」に裏打ちされた米国は実に端倪(たんげい)すべからざる一面を持ち、遺憾乍(なが)ら日本などが敵(かな)う相手ではない。

 日本も台湾も米国の庇護下でかろうじて生き残れるよう、システムに組み込まれてしまった。

 9.11より実に10年、フセインの処刑とは別の形での「処理」を、中国でも北朝鮮でも最高幹部は十分重く受止めているに相違ない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-05-05 21:27 | Comments(1)  

Commented by ayanokouji3 at 2011-05-06 21:47
9.11直前に就任した現FBI長官の「テロリスト・ハンター」としての10年間のFBI改革の軌跡を特集した米国雑誌『TIME』の5/9号を受取ったのが4/30、その後、今回の一件が報道され、次号を待っていたところ、早くも本日2冊届いた。1冊は5/16号で英国皇太子結婚特集号、1冊は殺害された彼の似顔絵に赤い×印を付した表紙の5/20号(定期購読者のみの非売品とある)である。編集人によれば、表紙に赤い×印を付した似顔絵を載せた号は過去3回あり、1945年5月のヒットラー、2003年4月のイラク接収の際のフセイン、2006年6月のザルカウィであるとし、その表紙が載っている。何故かフセインの分のみ白黒である。今回の処理には米国当局者の「遺恨十年磨一剣」的しぶとさとタイミングの良さを感ずる。

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