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台湾よりの投稿について

 本日は憲法記念日である。何と良い音のひびきであろうか。ただ、憲法論議が一向に先に進まぬのは、発表された与野党談話の内容を見れば直ちに判る。

 そうした日本の国情を憂えてか、ルネサステクノロジーという企業の台湾現地法人に勤めていたという台湾の読者より《事業統合しても「必ず失敗する」》と題する投稿があった。

 組織の運営には大義名分というものが必要で、それが真実に近いものであれば良いが、真実から懸け離れた場合には、矛盾と不条理さがクローズアップされて来る。一企業のことであっても日本国および国民の体質を示している。

 投稿者は「おぼしき事いはぬはげにぞ腹膨るるここち」(『大鏡』序)であると感ぜられる。その思いには、多くの日本人が社会に対して抱く不信感と相共通するものがある。日本人が読み易いよう、原文(日本語)の体裁を尊重しつつ一部手を加え、掲載することとする。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-05-03 22:19 | Comments(1)  

Commented by ayanokouji3 at 2011-05-11 21:56
5月11日付け日経朝刊によれば、ルネサスエレクトロニクスの3月期の連結最終損益が1,150億円の赤字になったが、営業損益は145億円の黒字で、目標としていた統合初年度の営業黒字を達成した、とある。一方、NEC本体は3月期の連結最終損益が125億円の赤字であったが、来年3月期は150億円の黒字に転換する見通しとのこと。また、3月期の業績悪化要因だった持ち分法適用会社ルネサスエレクトロニクスについては今期(来年3月期)も収益的に厳しい状況が続くと想定、とある。尚、格付投資情報センター(R&I)は10日、ルネサスエレクトロニクスの格付けを「トリプルB」から「トリプルBマイナス」に1段階引き下げたと発表したという。現場の方々の苦労が思いやられるというものである。

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