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中国人の帰国について

 2月10日の本欄に「或(あ)る中国人へのアドバイスについて」記したが、その中国人男女は結局大震災直後に男が帰国、女の方も近々帰国することとなった。大震災の御蔭(おかげ)で彼等(かれら)が踏ん切りをつけることが出来たのは大変結構なことである。

さて、大手のシステム会社で数名の中国人を同僚に持つ知人より次のような指摘があった。

  1. 会社でも中国の人の方が、冷静さを失っているように見える。日本の生活に慣れていないせいもあるのか、それ以外に何かあるのか、いずれにせよ、気分によって仕事の精度が、大きく変動するのには困っている。

  2. 一人は地震が怖くて夜も眠れない、だから、今日は休ませてくれとか、また、別の者は、地震のせいか、ビザが切れているのを忘れて、中国大使館に駆け込んだなど、仕事に支障が出ている。

  3. 一人だけ、日本の生活が長く、日本語も非常に流暢で日本人と変わらず、職務をこなしている者がいる。

  4. もっとも、自分も節電でオフィスの照明が消されるようになってからは生産性が落ちているので、彼此言う資格はないのではあるが。
 また、ビル清掃会社の現場作業員でも、フィリピン人のほか、多くの中国人が一度に帰国したため、調整が大変難しくなっているという話をその会社の従業員より聞いた。

 職業の如何(いかん)を問わず、能力のある中国人の受け入れは良さそうに見えるが、結論としては、「安易な考えで来日した中国人は全員帰国して然るべし」ということである。この点、確固たる目的・信念がなく、何となく海外に放浪・長期滞在している日本人も同じことである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-04-20 21:35 | Comments(0)  

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