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東日本大震災について-20

 大震災より丁度1ヶ月を迎え、国民が黙祷を捧げたその日に、大規模の余震発生、「憂(う)きことの尚この上に積もれかし」の心境である。

 日々目にする「だから日本はこうなった」式の自虐的反省文、「止(よ)せばいいのに我身(国)の自慢」式の自画自賛的強弁、更に「おれの言う通りにすれば日本は良くなる」式の憂国・報国を装った我田引水的思いつきのアイデア、全て色褪(あ)せて見え、そこに偽善性を嗅(か)ぎ取るのである。

 後(あと)講釈乍(なが)ら、一時景気が良くなった平成19年頃に先を見越し、体質改善に努めた被災地外の企業や個人は、大震災前も後も然程(さほど)影響を受けない筈であるが、大震災により体質改善を余儀なくされる側はたまったものではない。

 今の日本は「死にたいと言いつついつも医者に行き」の如く命を永らえている一部の後期高齢者が最も幸せを感ずる社会なのかも知れないとしみじみ思う。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-04-13 23:45 | Comments(0)  

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