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東日本大震災について-17

 地域社会に目を転ずれば、本日、ある集まりで地震当日の経緯と建築上の被害状況につき意見交換を行った。

 話を聞いてみると、震度4~5弱で被害がないように見えるところでも、中小規模の不具合を生じていることを知った。

 また、当日の停電およびそれに続く計画停電による様々な不便がある。更に、勤務場所における節電に伴う光量不足による勤労者の視力低下という問題もあることが判った。

 被災地のみならず、東日本の国民が受けた精神的ダメージは言う迄もなく、かなりのものがあった。特に病弱な高齢者、単身女性および地震に不慣れな異邦人等、所謂(いわゆる)社会的弱者にはさぞかし辛かったことであろう。この点は、生死一如を標榜し、区々たる瑣事(さじ)に拘泥(こうでい)せぬ日本男子と雖(いえど)も、心に銘記しておかねばならぬ。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-04-03 20:35 | Comments(1)  

Commented by 通りすがりの北陸人 at 2011-04-04 21:43 x
 以前、安岡正篤氏の講演会関連の本の中で、家が火事になっても帰宅しない人がいたと読んだ事がある。
 その人曰く、「家はまた建てる事ができるが、この講話は今しか聞けない」という旨でその場に留まった。
 被災地の人の心、正直体験してないのでわからないが、そのくらいの気概で乗り越えて欲しい。家なんて10年で返済する心持ってればなんとでもなる。事実十分に可能である。気の持ちようだと思います。
 思想が一部古川さんと違いますが、東日本震災についてのブログに共鳴したので書かせていただきました。

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