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企業「残酷物語」について

 以前は○○(有名企業)「残酷物語」といった暴露本が出回ることが少なかった。今ではそういったことも当り前となり、普通のこととして受け止められる風潮になった。

 最近、或(あ)る企業の件でその事例を知り、驚いたのであるが、現場や弱い立場の社員に皺(しわ)寄せが来るのは、どの組織でも同じことであろう。

 企業につとめることを含め、組織に属するというのは、それなりの覚悟を要する。出来れば老荘の教えに従い、自由気儘(きまま)な生活を送るのが精神衛生上良いものの、現代社会では先(ま)ず無理である。

 聡明な人であれば「残酷物語」に満ちているような企業には早々に見切りをつけ、己の進むべきと思う道を選択する。聡明でなければ、不満・恨みを抱きつつ残留する。「それもまた人生」である。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-02-24 21:56 | Comments(0)  

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