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成年後見制度について

 無縁社会への対応策の一つでもある成年後見制度に関するセミナーに昨日参加して来た。小生の関係する或る問題で当事者が同制度を利用することとなったためである。

 同制度は判断能力が不十分な人を支援するという趣旨ではあるが、煩雑な手続を経て開始した後見事務も死亡により短期で終了する可能性が高い。判断能力が不十分となれば、その段階で相続を開始するような法制度にすれば、二度手間が省(はぶ)けると感じた。

 利用者はこの10年間で17万人という。それにしても、かかる制度を利用する人々というのは、一体如何(いか)なる人生を送って来たのか。事例が幾つか紹介されたが、自業自得(じごうじとく)の人生だと思われた。

 高齢社会の弊害により同制度の利用が増えれば、地方公共団体や家庭裁判所も事務が一層増えることになる。活力ある社会を実現するためには、一定の線引きをして名目上の「弱者」を切り捨てる覚悟が為政者に必要ではなかろうか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-02-20 21:26 | Comments(0)  

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