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無縁社会再考

 1月21日に孤独死に関して無縁社会のことに言及した。一昨日と昨日の夜には、NHK総合テレビで関連番組があった。

 無縁社会の実例に接して来た小生の目から見て、無縁社会というのは、高齢社会、動物愛護、外国人、闇金融ほか、数々の社会問題と直結しており、日本社会の病弊を一言で表現するには適した言葉であると思う。

 無縁社会で置き去りにされる人というのは、過去の良い時代と現在の厳しい時期のギャップに苦しんでいるのだろうが、それを宿命として受け入れる度量と諦観に欠けているように感ずる。

 無縁社会におびえる人々は、父母、祖父母、曽祖父母、高祖父母の足跡をたずね、現在の自分が如何(いか)に恵まれた立場にあるかを認識することが大切である。それ以外に救いはない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-02-13 22:10 | Comments(0)  

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