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海部氏の懺悔について

 『文藝春秋』3月号で、海部氏の小沢氏批判文を読んだ。批判文には程(ほど)遠く、海部氏の懺悔(ざんげ)を聞くような心地がする。

 小沢氏を乗越える政治家は今の日本にはいないのか。政治を金で動かす旧式な手法に代わる画期的なやり方があるとは思えず、また、成功した例は寡聞(かぶん)にして知らない。

 政治は透明性がないところに良さがあると思う。コンピューター画像解析されたような政治の取引に何の妙味があるのだろうか。

 敗戦を踏まえた戦後の民主政治体制の矛盾の解消に苦しむ与野党の無策振りには寧(むし)ろ同情を覚えるものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-02-09 21:45 | Comments(0)  

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