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高齢社会の衣食住について

 高齢社会が現実のものとなり、様々な方面からの分析がこれ迄(まで)になされて来たが、不便という観点からの改善が多く指摘されるのは贅沢(ぜいたく)な注文というものである。

 高齢者の衣食は質素であればある程(ほど)良く、住環境は占めるスペースが狭ければ狭い程良い。これを要するに、高齢者はエコノミカルな生活様式を実践せねばならない。

 先日、住人が殆(ほとん)ど高齢者で構成される団地の改修工事の見学会に参加した。改修工事の費用は結果的に高齢者の年金の一部から出るもので、一種の公共事業であると感じた。

 自分で買物もゴミ分別も出来ないような高齢者は家族に面倒を見て貰うか、公的介護施設で余生を送るしか道はない。心ある日本人であれば、老醜(ろうしゅう)をさらすことを恥とし、中年の頃から老後の生活設計について十分考えておくことが求められる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-02-02 20:58 | Comments(0)  

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