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「定時到着率」について

 会社更生法手続き中の日本航空が、到着予定時刻に対する遅れが15分未満の便の比率を示す「定時到着率」89.9%で、主要航空会社33社中、2年連続の1位であったという。

 先月10日、日航財団理事長西松遙氏(前日航社長)の講演会に参加、航空業界の問題点を聴(き)いたのであるが、時間の正確さは誇るべきことであり、日航の優れた面をあらためて知った。

 日本企業は不景気の下(もと)、総じて、コストカットを含め悪戦苦闘中なるも、サービスなり商品の品質なり、レベルを一定に保って顧客の信用を得ておけば、倒産の憂(う)き目を見ることは先(ま)ずない。

 問題は企業努力が企業業績に直結せず、従業員に皺(しわ)寄せが来て、景気が停滞した儘(まま)の状態となっていることである。一定年齢以上となれば、企業間の移動は諦(あきら)め、自らの才覚により新たな道を開拓、邁進(まいしん)することしか選択肢はないように思われる。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-01-27 21:55 | Comments(0)  

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