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就職内定率について

 今春卒業予定の大学生の就職内定率が12月1日時点で68.8%、前年同期比で4.3%の減少という調査結果が出た。大学生にとってこれは厳しい結果である。

 とはいうものの、餓えて死ぬ人は稀(まれ)である。アルバイト等の安易に労働を提供させる場が整っているためであろう。既に30年前に、大学卒業自体の価値は殆(ほとん)どなくなっていた。今は全くなくなり、運良く就職出来たとしても、会社の幹部候補生としての身分が約束されている訳ではない。

 大企業で訓練を受けるというのは最低限必要なことだが、中小企業のみならず、肉体労働者並の職種に迄(まで)就職口を探すことになれば、一体何のための大学進学か判らない。

 自営するにしても、或(ある)程度の経験を積まねば実社会で太刀(たち)打ち出来ない。難しい世の中になって来たものである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-01-18 21:56 | Comments(0)  

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