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「日中関係のゆくえ」について

 本日、同志社大学院教授加藤千洋氏の「日中関係のゆくえ」という演題の講演会に参加して来た。同氏の見方は楽観的というよりも至極穏健的といったものである。

 中国に対する親近感に関する世論調査において、親しみを感じると感じない、何(いず)れの比率も過去前例のない低い/高い値となっている中、日中関係を如何(いか)に見るかは、当人の中国に対する思い入れの深さによる。

 日中の指導者の方針と内政の動向次第で日中関係はかなりの蛇行線を辿(たど)るのではないかと小生は考える。

 尖閣問題に見られたような中国側の対応のまずさを積極的情報収集・操作によって、事前に防止、事後に善後策を講ずる等の巧みな外交があるべき姿だが、事件が起きてみれば、それは毎度後(あと)講釈の理想論に過ぎぬのである。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2011-01-08 19:50 | Comments(0)  

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