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師走に思う-3

師走はまたクリスマスシーズンで、日本人が基督(キリスト)の教えに深く心を寄せることなく、お祭り気分で過ごす時期である。

聖書の教えるところは解釈次第では真理と多くの示唆(しさ)に満ちている。確かに統一された神を崇(あが)める方が合理的に思えるけれども、神という漠然として実体のない存在を一神教で説明出来るのかという疑問が残る。

信者を見ていると、中東や西欧に普及している宗教を日本人がわざわざ信奉するに至るのは、余程(よほど)の理由と神秘的体験があったからと想像を逞(たくま)しくするのである。

結局、日本人はクリスマスを、多神教の一つの儀式として、その場限りの行事として毎年迎えることとなる。敬虔な信者にとっては有難(ありがた)迷惑な時期となっているのではないだろうか。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2010-12-07 21:11 | Comments(0)  

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