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師走に思う-2

師走ともなれば忘年会シーズンであり、例年、同好会やら外国人との集いやらにこまめに出てみると、得るものが結構ある。

人間、普段は限られた環境の中でしか生活していないため、毛並の異なる人々との交流は刺戟を受けると同時に新たな発想も生まれて来る。特に今後の人生の指針となるようなことが自然と脳裏に浮かんで来るのは不思議である。

他方、人との触れ合いだけではなく、音楽会にて音楽を聴くというのも発想の源となる。これらは程度の差はあれ、普通の人々が実践していることであり、特筆するには及ばないことではあるが、最近、内向きの中高年が多いのには驚かされる。

日本社会全体に、閉塞感を通り越し、無為無策が最良の選択肢という常識が罷(まか)り通っている状況下、創造もなければ挑戦もない一般団体と個人の動向には慨嘆(がいたん)の一語しかない。

古川 宏 FURUKAWA Hiroshi

by ayanokouji3 | 2010-12-06 21:34 | Comments(0)  

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